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韓国、中国人観光客急増の裏でクオリティが急降下 (2)

人民網日本語版 2015年04月17日08:43

【観光インフラの整備が急務】

大韓商工会議所の調査によると、韓国の旅行業界は、国内の観光インフラの整備が進んでいないことが中国人観光客のさらなる呼び込みを難しくしていると感じている。うち、最も改善を必要としているのは、「遊ぶことのできる観光スポット」で、そのほか「韓流体験や娯楽」、「宿泊施設」、「ガイドなどの人材」などを増やすことも課題として挙げられた。

一部の業界関係者も、中国人観光客の特徴に基づいて、観光インフラを整備する必要があると指摘している。

韓国紙「中央日報」電子版の14日の報道によると、現段階で、韓国の高級ホテルは、日本人観光客の急減に伴い、客室稼働率が50%程度にとどまっている。一方、中国人観光客が好む中級ホテルや低価格ホテルは不足している。韓国を訪問している中国観光客のうち、3分の2が30歳以下の個人旅行客で、その多くが、「韓流やショッピングは楽しめるが、手軽なホテルが不足していて不便」と意見を寄せている。

また、ある中国旅行社の責任者は、「現段階で、中国人観光客は主にソウルや、済州島(チェジュド)、釜山(プサン)に集中している。『年間1000万人』の目標を達成するためには、それら以外の都市の観光を開発しなければならない。しかし、宿泊先や免税店などの観光インフラが整っていないのが課題」と指摘している。


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