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韓国、中国人観光客急増の裏でクオリティが急降下 (3)

人民網日本語版 2015年04月17日08:43

【新たな観光資源開発が必要】

大韓商工会議所の調査によると、中国人観光客の誘致に関する、韓国の各級政府への希望として、韓国の旅行社は「観光資源の開発」や「地方旅行の活性化」などを挙げている。

同会議所の経済調査本部長は、「中国人観光客『年間1000万人』の目標を達成するためには、ショッピング頼みの現状や、ソウルや済州島に観光客が集中している現状を改善しなければならない。多様化された観光プロジェクトの発掘や各種インフラの整備を通して、中国人観光客の満足度を向上させなければならない」と指摘している。

「中央日報」の報道によると、中国の観光業界の関係者は、ソウルや済州島、釜山の3地域が受け入れられる観光客は、年間1000万人との見方を示している。その大台を突破するには、中国人観光客がその他の地域を旅行するような対策を講じなければならない。今月2日に、高速新線・湖南高速線の第1期区間(五松 - 益山 - 光州松汀)が開通し、光州広域市と全州の一部の都市が、中国人観光客が訪問する新たな場所となる可能性がある。韓国の旅行業界は、高速鉄道を利用した中国人観光客向けの商品を開発するのも一つの手かもしれない。

昨年、韓国を訪問した中国人は延べ613万人だったものの、韓国の旅行業界はいたって冷静で、中国人観光客増加の速度は鈍化する可能性があると見ている。調査では、旅行社の56%が、「中国人観光客の増加傾向は、続きそうにはない」と答えた。あるエコノミストは、「中国人観光客『年間1000万人』の目標達成は2018年以降」との見方を示している。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年4月17日


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