仏マルセイユ検察のBrice Robin氏は19日、「3月に墜落したドイツ機に搭乗し、犠牲となった乗客乗員の身元確認作業が終了、全員の身元が確認されたと発表した。遺体は速やかに帰国の途につく。海外メディア報道を引用して中国新聞網が伝えた。
事故機が墜落した山岳地帯の現場は、遺体や機体の残骸が険しい山の斜面に散乱し、捜索担当者は非常に困難な業務を強いられることとなった。鑑定担当者は、DNA鑑定などで、犠牲者の身元確認作業を進めた。
ある報道によると、乗客144人と乗員6人の遺体は、遺族や友人たちの心痛を考慮し、速やかに本国に搬送され、自宅に戻される見通し。今回の悲劇が起こった後、遺族や友人の多くが、事故現場に近いルベルネ村に赴き、大切な人を哀悼した。
回収されたブラックボックスの録音記録から、この事故は、アンドレアス・ルビッツ副操縦士が故意に起こしたものであることが判明した。調査によると、ルビッツ副操縦士は、かなり以前から重度のうつ病を患い、心療内科で治療を受けていた。事故前の1カ月間も、自殺する方法に関する情報をネット上で探していた。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年5月22日