スクリーンなしで、なぜ映像を見ることができるのだろう?それは、網膜に直接映像を投影する技術が使われているからだ。「聯絡互動信息科技」の何志涛・董事長は、「200万のマイクロミラーや自主開発した光学技術による映像を直接網膜に投影する技術を採用しおり、鮮やかで迫力ある映像が網膜に映し出される。光がユーザーの視線に入ると、映画館で最も理想的な位置である視野角45度で見ている感覚になる」 と説明している。
同社の技術者によると、「電気信号を光に変換し、人間の目に見える像を発生させるブラウン管の原理と似ている。電子銃により、光がガラスのスクリーンに投射される。Glyphには頭部の追跡機能が付いており、脳の動きや方向・位置の変化を感知することができる」という。Glyphは現在、同社の公式サイトで予約することができ、今年の第4四半期(10-12月)に出荷される予定だ。
ただ、ヘッドセットの位置が低く、重みもあるため、体験した人からは、「メガネを支えていなければならない」との不満の声も聞かれた。この点、スタッフらは、「今のところ、主に欧米のユーザーを対象にしており、将来的にアジアのユーザーの顔の形を基に調整を行う予定」と説明していた。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年7月2日