2015年7月9日  
 

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専門家 北京・上海・深センの高い不動産価格はバブルでなく「常態」 

人民網日本語版 2015年07月09日16:09

北京・上海・深センの高い不動産価格は今や「常態」となっている。市街地の新築住宅価格が5万元/1平米の時代に突入するのは間違いない。しかしこれは、不動産バブルを意味するわけではない。国際的な大都市はどこも同じ状況で、ロンドンや香港、ニューヨークの不動産価格は北京・上海・深センを上回っている。新京報が伝えた。

北京の不動産市場は近頃盛り上がりを見せており、大興区で8区画が相次いで販売されたニュースも話題になった。7月7日、龍湖地産と首開股フェンの共同企業体は大興区瀛海鎮のある宅地を1平米あたり約3万元の価格で取得した。その数日前の3日には、北京城建が瀛海鎮の別の宅地を1平米あたり3万6千元で取得、1平米あたりの価格としては同地域最高を記録した。

3万元/1平米という価格は、周辺で販売されている新築住宅の価格とほぼ同じだが、3万6千元/1平米は周辺価格をやや上回る。通常の建築設置コスト、税金、不動産会社の利潤などから計算すると、実際に販売される不動産価格は将来的に1平米あたり5万元以上になるだろう。でなければ不動産会社は合理的な利潤を獲得できない。重要なのは、瀛海鎮が市街地にあるのではなく、5環路と6環路の間に位置するという点だ。付近に亦庄開発区があるものの、厳格な意味では郊外に属する。郊外の新築住宅価格が将来、1平米あたり5万元代に向かうとすれば、5環路内の新築住宅価格が1平米あたり5万元の時代を迎えるのは間違いない。

上海にも同様の現象が見られる。上海の外環道路は北京の5環路に相当し、外環道路内の地域は上海の市街地と言える。浦西は早くから発展したため、外環道路付近の不動産価格が浦東を大きく上回る。しかし、今年4月、浦東の外環道路より外側にある唐鎮では、2カ所の保障性住宅(低中所得者用住宅)の価格が1平米あたり3万元前後に達した。つまり、上海の外環道路内の新築住宅価格も5万元時代を迎えようとしていることになる。


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