「南京!南京!」のスチール写真
今年は第2次世界大戦終戦70周年の年であり、多くの国で関連の記念イベントが行われる。今回のコーナー設置が戦後70周年と関係があるのかについてドワンゴ社は、「1年以上前からの企画で、戦後70周年と重なったことは偶然」とし、「これを機に多くの方に作品をご覧頂ければと思う」としている。
なぜドキュメンタリー視聴コーナーを設けることになったかについては、ドワンゴ社の川上量生会長は15日の記者会見で、「ニコニコ動画は以前にも政治関連の内容を配信しており、注目度も比較的高かったが、1年ほど前から内容の良いものが段々減り、安倍政権が長期政権となってから政治面では大きな論点も少なくなった。そのためニコニコ動画が自ら話題を提供することを決めた」と説明を加えている。
川上会長によると、日本のテレビなどのメディアは放送時に「自主基準」があり、「反日作品」と呼ばれるようなものはタブーとされ、スポンサーを見つけることも難しく、放送に至らない。「多くの人がこうした作品は反日だと聞いたことがあっても、実際にそれを見たことのある人は少なく、ニコニコからこうした作品を知る機会を提供したい」と川上会長は語る。