2015年7月24日  
 

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中国の「宇宙の目」、世界最大の電波望遠鏡の謎に迫る

人民網日本語版 2015年07月24日14:19

中国が建設中の、世界最大の口径を誇る球面電波望遠鏡(FAST)の重要設備である反射鏡ユニット(計1000枚)が23日、貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州で取り付けを開始した。新華社が伝えた。

中国の「宇宙の目」と呼ばれるFASTの口径は500メートルで、敷地面積はサッカースタジアム約30個分。中国の「宇宙の目」は、なぜ黔南プイ族ミャオ族自治州に建設されるのだろうか?FASTは「宇宙人」を見つけることができるだろうか?ここからは、このFASTについて見ていこう。

◆100億光年離れた宇宙を見る

電波は赤外線よりも周波数が低い電磁波だ。電波望遠鏡は衛星の信号を受信するパラボラアンテナに似ており、凹面の部分の反射・集束によって数平方メートルから数千平方メートルの範囲内の信号を一点に集める。より遠くからの電波を受信し、宇宙の奥深くの情報を読もうとするならば、より大口径の電波望遠鏡が必要だ。簡単に言えば、凹面の部分が大きいほど、より遠くの宇宙を見ることができる。

FASTの感度はドイツ・ボンの口径100メートルの望遠鏡の約10倍。これは100億光年離れた所からの電波でも捕捉できることを意味する。


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