渡辺氏は慰安婦被害者複数に対する聞き取り調査を踏まえ、どのような観点から考えてもこの事実は捏造されたものではなく、慰安婦にされたのが彼女ら自身の意志に反する強制的行為であったことに何の疑いもないと指摘した。渡辺氏によると、周知のように日本と近隣国との関係悪化および国際的イメージの悪化は、日本が歴史問題で過ちを認めず、省察を拒んでいるからであり、中韓など被害国や国際社会の一致して認める立場に基づいて歴史問題を直視するのではなく、これまで同様に罪を逃れようとするのなら、日本は近隣国との摩擦をさらに激化させ、歴史問題で一層孤立するだけだ。
田中氏によると、第2次大戦の歴史について日本の青少年は信じがたいほど知識が乏しい。大学生60人のいる教室で、慰安婦という概念について聞いたことのある学生はわずか2、3人だった。田中氏の結論によると、日本は現在大きく3つの問題に直面している。第1に罪悪感の欠乏。第2に民族主義的ムードの激化。第3に女性差別だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年7月31日