エジプトで中国語ブーム
エジプトにおける中国語教育が始まったのは1957年、最初にアイン. シャムス大学外国語学部で中国語の授業を開設し、77年に中国語学部も設置し、エジプト本土の中国語教師を育成した。現在、アズハル大学やカイロ大学、スエズ運河大学、アスワン大学などの大学10校が中国語学部を設置しており、2000人以上が中国語を学んでいる。その他、カイロ大学やスエズ運河大学の孔子学院でも毎年、延べ2000人以上が中国語を学んでいる。孔子学院は、文化ウイークや写真展などのイベントを積極的に開催して、中国文化を宣伝している。
中国から遠く離れているものの、近年、エジプトでは、「中国語ブーム」が巻き起こっている。首都カイロの街中に行ってみると、「こんにちは」、「最近どう」と、中国語で挨拶する声を至る所で聞くことができる。「中国語ブーム」が加熱するにつれ、中国語の授業を始める小中学校も出てきている。
在エジプト中国大使館の霍文傑・教育参事官は取材に対して、「中国について知りたいと願うエジプト人がますます増加し、他の文化と異なるものの、素晴らしい中国文化を楽しむようになっている」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年8月7日