販売数の成長率をランキングにすると、今年7月までの期間においての勝ち組は長安マツダ、広汽ホンダ及び広汽トヨタだ。三社のうち、長安マツダの販売数は最大の伸びを示し、前年同期比59.8%増加して8万2431台だった。マツダ3アクセラ、アテンザとコンパクトSUV車CX-5はすでに長安マツダの売上成長の礎となり、年内において企業の業績記録を塗り替える力となるだろう。
広汽ホンダは新型カムリ、レヴィン、ハイランダーの好調な売れ行きが持続し、7月までの推計販売数は23万3525台に達し、前年同期比24.3%増加した。下半期、広汽トヨタはコンパクトカー市場にダブルエンジンのハイブリッドパワーオートモービル車「新型ハイブリッドレヴィン」を投入し、現在人気のモデルに加え、必然的に販売実績も上昇していく。
長安マツダと広汽ホンダなど7社の日系合弁自動車メーカーの継続的に好調な販売量とは対照的に、長安スズキと一汽マツダの業績が、下降の一途を辿っている。
中でも一汽マツダの7月までの販売数において、前年同期に比べて20.8%減少し、5万70台だった。長安スズキは27.1%とさらに大きな下げ幅で72948台だった。競争力を欠く車種や製品ラインの少なさが、一汽マツダや長安スズキの販売数減少の主な要因となっている。
今年7月までの日系合弁自動車メーカーの市場パフォーマンスに対して、業界関係者は「例えば長安マツダや広汽ホンダ及び広汽トヨタなど、『コンパクトSUVと小型SUV』の販売数が急成長している細分化市場に進出している自動車企業は、業績が目立っている」と分析した。下半期における、日系合弁メーカーのさらに多くの新車発表に伴って、販売実績もさらに引き上げられるだろう。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年8月7日