2015年安徽省高齢者サービス博覧会で、「高齢者サービスのスマート化」が注目の的になった。安徽省合肥市廬陽区の国家スマート高齢者サービス・モノのインターネット応用モデルプロジェクトが、同博覧会で初公開された。合肥日報が伝えた。
プロジェクトの技術担当者の朱永恒氏は、「家庭用のコンセントはいずれもオン・オフの切り替えが可能な電源としての機能しか持たないが、モノのインターネットを応用したスマート安全コンセントならば、異常発生時に自動的に電源を切ることができ、また携帯電話で遠隔操作することもできる。家の中にバイタルサインを感知するセンサー、受動型の赤外線人体検知センサーを取り付ければ、高齢者の活動状況を感知し、その安全を保障できる。転倒した場合も、即座に報告してくれる」と説明した。
モノのインターネットの応用によって、高齢者福祉施設や高齢者の自宅内で、高齢者の所在地の把握、転倒時の自動測定、就寝中のモニタリング、認知症の高齢者の迷子防止、高齢者の行為のスマート分析、セルフ身体検査、運動量のチェックといったサービスを提供できる。廬陽区の高齢者福祉施設は実践を開始し、スマート化された部屋の中にワイヤレスドア・窓磁気センサー、ドア用ワイヤレススマートキー、ワイヤレス電動カーテン、侵入者赤外線センサーなどのハイテク設備を取り付け、高齢者の生活を安全かつ便利にしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月20日