「若者も疲れている」
取材に成功した筆者に、唐さんは、「電車に乗ると、ずっと下を向いて携帯をいじっている人が多い。でも、席を譲ってくれる人もいる。風邪をひいて体調がすぐれなかったある日、ある若者が譲ってくれた。その若者も見るからに疲れていたので悪いと思ったが、自分も体調が悪かったので座らせてもらった。だから、折り畳みイスを持って路線バスに乗っている同僚に倣って、息子に買ってもらった約30センチのプラスチック製の折り畳みイスを持って電車に乗ることにした。一人で車内の端に座り、誰も席を譲ってくれなくても、なんとも思わない。若い人は、仕事で疲れている。私は自分のイスがある。私のために若い人を立たせることはできない」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年8月27日