2015年12月16日  
 

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中国人漫画家・第年秒の短編、ジャンプに掲載 (2)

人民網日本語版 2015年12月16日14:12

第年秒は本名を胡偉と言い、1985年生まれの安徽省出身者である。第年秒は5年ほど前、「杭州は漫画描きが多いし、アニメ・漫画フェスもあるし、雰囲気がいい」と杭州にやって来た。来てからそのまま住み着いている。

第年秒に会ったのは雨の夕方だった。青いパーカーを着て、リュックを背負っていた。清潔感があって爽やか。漫画家でイメージしがちな「オタクっぽさ」はなかった。

第年秒は小さい頃から漫画を描いていたという。好きだから自分で学んでいった。22歳の年、「もういいや、漫画でも読もう」という短編作品でデビューした。「作品は新聞に掲載された。16ページくらいしかない短編だ」

インターネットで漫画を発表している作家が多い中、22歳のデビューは早いとは言えない。だが第年秒は、デビューの前に十分な時間をかけ、しっかりとした絵の基礎をすでに身に付けていた。

「第年秒は幅広く本を読んでいるが、SFやサスペンスのような論理性が強く、比較的固い作品を好んでいる。だから時々、『理系男子』だなと感じる」と、一緒にやって来た担当編集の王忱楊さんは語る。「読書がとにかく好きで、テーマも限られていない。今日も本屋で彼を『捕まえてきた』ところだ」

普通とは違う「理系男子」式の脳内回路を持っているからこそ、ユニークな漫画のストーリーを思いつけるのかもしれない。


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