国家発展改革委員会は15日、現行の石油製品価格形成メカニズムの関連規定に基づき、国内の石油製品価格の調整を一時的にストップすることを明らかにした。新華社が伝えた。
同委によると、社会経済の急速な発展にともない、中国の環境保護をめぐる状況は日に日に厳しさを増し、一部の地域ではオゾン、煙霧汚染を特徴とする複合型汚染がますます顕在化して、自動車の排気ガスが大気汚染の重要な原因の一つとなっている。石油製品価格のレバレッジとしての役割を十分に発揮させることは、資源の節約を促進し、大気汚染に対処するための重要な手段だ。
同委によると、原油価格が低い時は、国内石油製品価格の基本的な安定を維持することが、石油消費の急激な増加の抑制とエネルギー構造調整にプラスであり、環境保護を促進し、大気の質を改善することにつながる。国は各方面の要因を総合的に考慮して、新たな状況の下で石油製品価格形成メカニズムを早急に改善し、広く社会から意見を募集する予定という。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年12月16日