「元旦」「春節」祝日期間、北京で「煙霧逃避旅行」ブーム (2)

国内の人気旅行先ランキングも、「煙霧避難」という特徴を良く示している。12月に最も人気が高い国内旅行先は、三亜、ハルビン、昆明、桂林で、これらの場所はほぼ全て、自然環境と大気の質が優れた有名観光地だ。

統計データによると、「煙霧逃避」ツアーが最もよく売れている都市と、それらの都市の煙霧の深刻度は密接な関係がある。たとえば、煙霧が最近最も深刻な地域は華北と華中一帯に集中しており、これらの地域に住む人々は、「煙霧逃避」ツアーを検索・予約する主力軍となっている。

〇「煙霧逃避」ツアーは高価格 海外ツアーは1万元以上

「煙霧逃避」という言葉がついた観光ツアーの多くは、かなり値が張る。たとえば、「煙霧のないクリーン旅行」を謳った「成都・九寨溝・黄龍・都江堰5泊6日ツアー」は、オフ・シーズンの現在でも約4千元（約7万4千円）する。

「煙霧逃避」海外ツアーはさらに「高額」となる。元旦や春節休暇中に新鮮な空気を吸うために海外に赴くため、数万元を費やす観光客は少なくない。自然の素晴らしさが売り物のオーストラリア、ニュージーランド、カナダは、最近人気上昇中の海外ツアー予約先で、予約件数は前年同期比2倍を上回っている。これらの目的地への高級ツアーの旅行代金は、1人あたり平均2万5千元から3万元（約46万4千円から55万7千円）で、一家3，4人の家族旅行であれば総額7、8万元（約130万円から148万4千円）かかる計算となるが、好調な売れ行きが続いているという。（編集KM）

「人民網日本語版」2015年12月30日