2016年1月6日  
 

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高齢者も寂しさ忘れる日本の木の葉ビジネス (3)

人民網日本語版 2016年01月06日14:21

「経済効果はたった2億円かもしれないが、社会的効果はその何倍も大きい」と横石さんは語る。上勝町の人口は約1700人で、65歳以上の高齢者が5割を占める。人口高齢化率が県内で最も高い自治体でもあり、医療費は大きな負担として圧し掛かっていた。しかし、今では「誰もが仕事をもち、税金を納めてくれるどころか病気にかかる時間さえなくなった」という。徳島大学医学部の調査によると、木の葉ビジネスを通じて仕事をしている高齢者らの健康状態には顕著な改善が見られ、暮らしへの満足度も絶えず高まっていると指摘する。

現在、日本全国のレストランで使用されるつまものの約8割が上勝町で採れたもの。それだけでなく、上勝町の新鮮な紅葉は今後海を越えてアメリカやフランス、イタリアといった国々にも輸出される計画だ。「和食が世界無形文化遺産に登録され、世界中で和食ブームが沸き起こり、私たちの市場も今後グローバルに広がっていく」と、57歳になる横石さんは木の葉産業の未来に大きな期待を抱く。

さらに横石さんは上勝町の新たな計画として、山の杉の木を段階的に楓の木に植え替え、紅葉を活かした観光客誘致に取り組み、さらには定住を促し、町の活性化につなげたいとしている。(編集IM)

「人民網日本語版」2016年1月6日


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