国際的に権威ある学術誌「ネイチャー」と「サイエンス」は2016年を迎え、今年の世界の科学研究の注目点をまとめた。科技日報が伝えた。
ネイチャーは、中国の「科学」シリーズ衛星、口径500メートル球面電波望遠鏡(FAST)を要注目とし、次のようにまとめた。
中国は昨年12月、5基の「科学」シリーズ衛星の1基目、暗黒物質粒子探査衛星「悟空」を打ち上げた。2016年にはこれに続き、2基目となる量子通信衛星、3基目となる硬X線変調望遠鏡を打ち上げる。後者は主に硬X線による高エネルギー天体、天体高エネルギー放射現象の発見、およびブラックホールや中性子星などの重要な天体の観測に用いられる。貴州省に位置するFASTは今年中に竣工する予定で、米国がプエルトリコに置くアレシボ天文台の電波望遠鏡を追い抜き、世界最大の電波望遠鏡となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年1月6日