「汚い」ほうがいい人体の部位は？　顔や鼻の穴など (2)

腸

最近、「胃腸の掃除」、「デトックスで美顔」とうたった商品が増加し、腸を掃除しなければならないと誤解する人も多い。

実際には、定期的に排出しなければならないのは、腸内の便だけ。腸内細菌は人体にとって不可欠で、それを絶対に破壊してはいけない。

腸内細菌の作用メカニズムは非常に複雑で、まだ完全には分かっていない。ただ、腸内細菌がなければ、腸は正常に消化、吸収、排泄ができないということだけは確かだ。

母乳を与える時の乳首

赤ちゃんに母乳を与える際、乳首が不衛生であることを心配する女性もいる。そして、拭いたり、消毒したりしてから、赤ちゃんに母乳をあげる人もいる。

しかし、そのやり方は間違っている。お母さんの乳首にある普通の細菌は、赤ちゃんの腸内細菌をしっかり作る点で重要な役割を果たす。その細菌を拭き取ってしまうと、赤ちゃんの腸が弱くなってしまう。

鼻の穴

鼻毛は、吸い込まれた空気が初めに通るフィルター。空気中のゴミが体内に入ることを阻んでくれる。鼻毛がないとゴミが直接呼吸器に侵入することになる。鼻の穴の中で分泌される粘液、「鼻水」も、鼻を掃除してくれるほか、水分を保ってくれ、細菌の侵入も阻止してくれる。

「人民網日本語版」2016年1月6日