中国で現在、「供給側改革」が行われている重要な原因の一つも、企業が「東芝病」を患っているためである。生産が市場の需要に合致しなくなっても原材料とエネルギーを消耗し続ければ、生産力過剰となり、赤字が増えることとなる。改革においては、このような赤字事業を思い切って分離し、方針を転換して新たな事業を開拓しなければならない。もしもあれこれ思い悩んで決断が遅れれば、市場によって淘汰される可能性は高い。
東芝の運命が嘆かれている今、忘れてはならないのは、中国の多くの企業も東芝の失敗を繰り返しつつあるということだ。こうした企業は、東芝のようなブランド力がないために、東芝よりもさらに融通の余地がないと考えられる。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年1月5日