日本が発行した1950寅年切手
米国は昨年8月に、2016年1月に発行予定の「申」記念切手のデザインを早くも発表した。パープルカラーをバックに、中国の国花・赤牡丹が2つ、満開に咲きほこっている。切手の左側には、お猿さんが金色の切り紙細工であしらわれ、中国語草書体でゴールドの「猴(猿)」の字が書かれている。この切手は、米国で発行された干支切手の2順目・9番目にあたる。
今年のフランスの「申」の切手は、同国に住む芸術家・李中耀氏のデザインによるもので、今月29日に発売される。これは、フランスで発行される中国干支記念切手の最後の種類となる。中国画で常用される黄土色を用い、石山をバックに、中国画風に描かれた一匹の小さな猿が空を飛び跳ねているデザインは、「西遊記」で石から生まれた孫悟空のイメージを連想させる。