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月探査機・嫦娥4号、月の裏側に軟着陸を計画

人民網日本語版 2016年01月15日10:31

国家国防科技工業局が14日に開いた記者会見によると、月探査機「嫦娥4号」は月探査事業重大特別プロジェクト指導チームの審査に合格し、正式に任務を開始した。打ち上げは2018年の予定。嫦娥4号の着陸機と月面ローバーは、月の裏側に軟着陸し、巡視・探査を実施する。さらに中継衛星を追加し、月と地球の引力が釣り合う地点であるラグランジュ点(L2点)で中継を行う。人民日報が伝えた。

ラグランジュ点では、ほとんどの時間において月の裏側と地球を同時に観測できる。この位置で月の裏側の着陸機、月面ローバー、地球測定・制御ステーション、データ受信ステーション間の制御とデジタル中継を行うことで、プロジェクトを着実に支援できるようになる。嫦娥4号はまた、中国人科学者に貴重な宇宙科学研究プラットフォームを提供する。地球の電磁干渉が遮断される月の裏側の独得な条件を利用し、宇宙科学分野において最先端の低周波天文観測を実施することで、世界の空白を埋めることができる。月の裏側に留められている最も古い地殻の独得な条件を利用し、地質の特徴を調査することで、地形・浅層構造・物質成分を一体化させた世界初の総合地質断面図と変化の模型を作成し、月の早期における変化の歴史に関する新たな情報を得ることも可能だ。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年1月15日

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