中国の3Dプリンター製造メーカー、閃鋳三維科技有限公司の営業担当者がプリンターを紹介
電子レンジに似た半透明の立方体の中で噴出口が動き回り、溶かした緑色のPLA樹脂を積層していった。模様がきめ細やかで構造が複雑な花瓶が、徐々に成型されていった。3Dプリンターの祭典「3D Print Week New York」が、米NYジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンション・センターで11日に開幕した。中国科技網が伝えた。
ホールの入口からほど近くに設置された、浙江省金華市の閃鋳三維科技有限公司の展示ブースが人目を引いた。営業担当の劉琴氏によると、同社の3Dプリンターの大半が欧米に輸出されている。同社製品「Creator Pro」デスクトップ型3Dプリンターは、アマゾンで500件近い評価を集めており、うち8割は5つ星評価だ。
出展した3Dプリンター関連企業63社のうち、中国企業が十数社となり、米国以外の出展企業の約半数を占めた。中国企業はデスクトップ型、産業用プリンター、消耗材製造、ソフト開発などの分野を網羅している。