2016年4月19日  
 

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熊本への慰問メッセージに見る、今必要とされる愛国とは? (2)

人民網日本語版 2016年04月18日16:10

同記念館宣伝部の于潔塵氏は取材に対し、「フォロワーが2万人未満の公式アカウントにこれほど多くの転載やコメントが付くとは予想していなかった。これは中国の多くの人々が理性的であることを示しているだろう。3月末に熊本県日中友好協会の人々が来たばかりで、半月も経たずに今回の地震が起きた。20年余り、我々は緊密に連絡を取り合っている以上、災害発生後に日本の被災者を慰問することは最低限の礼儀であると感じた。日本の政府当局が歴史を歪曲する行為に対しては常に強く抗議し続けているが、日本の民衆への友好的な態度は変わらない」と語った。

17日午前10時時点で、このメッセージの閲覧数は800万回近く、転載は2万件を超えており、「いいね!」は1万2千回、5千件近くのコメントが寄せられている。

今、必要とされる愛国とは?

5千件あまりのコメントは、熊本のために祈りを捧げ、日本の民衆が一日も早くこの困難を乗り越えられるように祈る、日本の被災者への慰問の気持ちを綴ったネットユーザーがほとんどだ。これらの理性的な考え方と人間性は光を見るような喜びを与えてくれる。

あるネットユーザーは「我々は歴史を正面からとらえる全ての人々を尊敬し、歴史を歪曲する政府を糾弾し続けるだろう。今回の災害において、中日友好に貢献するすべての人々が無事でありますように」とコメント。

于氏は「中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館は開館から31年の月日を経て、100余りの国と地域の政府要人や参観者、80余りの国と地域のメディアの取材を受け入れており、その参観者数は延べ5800万人余りとなっている。なかでも日本各界からの団体が最も多い。彼らは歴史に対する懺悔の気持ちと、犠牲となった南京の同胞への弔意を示している。我々を感動させるような事が今まで無数あった」と語る。

そして「現在、日本政府は中国への侵略の歴史の存在をあやふやに歪曲したり、糊塗したりする傾向があるが、このような態度に数多くの中国の民衆と、日本の平和を愛する人々は怒りを覚えている。このような情勢において、中国に友好的な日本の民間人の存在は非常に貴重だ。日本の平和を愛する多くの人々が、天災に見舞われているのであれば、我々は彼らに祈りを捧げるべきだろう」と語った。


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