1950年1月15日、梅蘭芳氏(左)、梅葆玖氏父子が一緒に上海の舞台で「遊園驚夢」を演じた。
梅蘭芳氏はもっとも偉大な京劇革新家である。梅葆玖氏は「継承と刷新」として梅派を発展させてきた。父親が築いた梅派の礎を基盤に、梅葆玖氏は時代の変化を踏まえて大胆に画期的な試みを行ってきた。彼はかつて交響曲を伴奏として「貴妃酔酒」を収録し、「太真外伝」をリメイクして「大唐貴妃」を製作した。これらの試みは梅派の趣を残しつつ、伝統芸術に現代風にしたことで一大センセーションを巻き起こした。
2014年、すでに80歳の高齢になった梅葆玖氏はロシア、米国、日本などに赴き、北京京劇院記念梅蘭芳氏の「120周年生誕」のイベントに参加した。2016年の全国両会(全国人民代表大会・全国政治協商会議)において彼は全国政協委員として、子供たちに京劇をたくさん聴かせ、京劇に親しみ、書道を学び、繁字体を知り、伝統文化を勉強するよう引き続き伝統文化、民族戯曲の保護に関連した提案を行った。