2016年4月26日  
 

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日本は今も中国の発展を支援するプラスのエネルギーだろうか? (3)

人民日報・丁剛記者の訪日手記(5)

人民網日本語版 2016年04月26日10:01

中日関係を進めていく上での希望はどこにあるのだろうか?今回の訪日で感じたのは、日本人の多くが中国に対してマイナスイメージを抱いているものの、取材をした人々の7割以上が、日本と中国の関係は非常に重要だと考えていた。中国国際放送局(CRI)の張暉記者は自身のデータからこの関心の高さを説明している。昨年の軍事パレードを国際局は日本の関係局と中継したが、そのクリック数は1億4千万回を上回り、また今年の両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)期間中における李克強総理の記者会見中継はそのクリック数が1億6千万回に達したという。

中国人の日本のトピックへの関心度もまた同様に非常に高い。私がこの記事を書き終えようとしていた時に、環球網の石丁副編集長が今回の中国メディアの訪日団専用に解説したウェイボー公式アカウント#日本微報#のクリック数がすでに億単位に達したというデータを届けてくれた。

日本メディアとの対話交流の中では、双方共に問題を回避することなく、むしろいくつかの提携の提案が出た。テレビ朝日外報部の橋岡可絵記者からは中日双方のメディアは中国人観光客の「爆買い」の背景にあるストーリーをさらに掘り下げてみるべきだという提案があった。「爆買い」の背景には経済的、文化的な理由があるだろう。例えば中国人は交友関係を重視するので、日本に行った場合は、何かしら親戚や友人に買っていかねばならず、また彼らからの頼みでたくさんの物を買って帰らねばならないなどだ。

時事通信社外信部の北条稔記者は日本のアニメーションは1兆5千億円の市場を有しており、アニメにおける中国との提携はポテンシャルを大いに秘めており、もし中日が提携すればアニメーション市場は大きく発展するだろうと語った。

日本側との交流の中で、皆しばしば「引っ越すことのできない隣人」という例えで両国関係を形容し、引っ越すことができないならば、交流し、提携していくしかないという意見が大半を占めた。ある中国人外交官の言葉を借りるならば「全ての二国間関係の中で、中日関係は最も複雑で、敏感で、その任務が最も困難を極める」という。中日関係は我々の忍耐力と戦略指導力を試すものだ。中国は現在日本を超えて経済の総量において世界第二位の国となり、中日関係を再構築する優位性とパワーを備えている。いかにして中日関係を最大限利用し、中国が発展していく上でのプラスのエネルギーとし、「2つの百年」を実現するための重要な原動力にできるかは中日関係を認識し、把握する上で重要な問題である。(編集TG)

「人民網日本語版」2016年4月26日


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