四、フィリピンはしばしば紛争を複雑化させる行動をとっている
92.1980年代から、フィリピンはしばしば紛争を複雑化させる行動をとってきた。
(一)フィリピンは中国の南沙諸島の一部の島嶼・礁に対する侵略・占領を拡大しようと企てている
93.1980年代から、フィリピンは不法に侵略・占領した中国の南沙諸島の関係島嶼・礁で軍事施設を建設し始めた。90年代には、フィリピンは不法に侵略・占領した中国の南沙諸島の関係島嶼・礁で飛行場と海軍・空軍基地の建設を続け、大型輸送機、戦闘機の離着陸およびより多くのより大きな艦船が接岸できるようにするため、不法に侵略・占領した中国の南沙諸島の中業島を重点として、引き続き関係島嶼・礁で飛行場、兵営や埠頭などの施設を建設、整備した。フィリピンはわざと挑発行為をして、軍艦、飛行機を頻繁に派遣して中国の南沙諸島の五方礁、仙娥礁、信義礁、半月礁や仁愛礁に侵入し、中国が設置した測量標識をほしいままに破壊した。
94.それにも増してさらにひどいことには、1999年5月9日、フィリピンは57号戦車揚陸艦を派遣して中国の仁愛礁に侵入し、さらに「技術的故障による浅瀬乗り上げ」を口実に、仁愛礁で不法に「座礁」した。中国は直ちにフィリピンに厳重に抗議し、同艦を即座に撤去するよう要求した。だが、フィリピンは当該軍艦の「部品がない」ので撤去できないと称した。
95.これについて、中国は繰り返しフィリピンに対して申し立てをし、フィリピン側が同艦を撤去するよう再三要求した。例えば、1999年11月、駐フィリピン中国大使はフィリピンのドミンゴ・シアゾン外務長官とレオノーラ・ヘースス大統領府秘書室長と時間を約して会見し、同艦が仁愛礁に不法に「座礁」していることについて再度申し立てを行った。フィリピンは同艦を仁愛礁から撤去することを何度も約束したが、ずっとそれを行動に移さずに先延ばしにしている。
96.2003年9月、フィリピンが仁愛礁で不法に「座礁」した軍艦の周辺に施設を建設しようとしていることを知り、中国は直ちに厳重に抗議した。フィリピンのフランクリン・エブダリン外務長官代行は、フィリピンは仁愛礁で施設を建設する考えはなく、フィリピンは『宣言』の署名国であり、最初の違反者になることはあり得ずまたなりたいとも思わないと表明した。
97.しかしながら、フィリピンは同艦を撤去するという承諾の履行を拒否したばかりか、それよりいっそうひどくなり、さらなる挑発行為を行った。フィリピンは2013年2月に不法に「座礁」している同艦の周囲に固定ロープを張り巡らし、艦上の人員は頻繁に活動し、固定施設を構築しようとした。中国の度重なる申し立ての下で、フィリピンのヴォルテール・ガズミン国防長官は、フィリピンはただ同艦に対し補給と補修を行うだけであると言い、仁愛礁で施設構築をしないと約束した。
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