老人は軽い認知症を患っていた。お勘定をするのを忘れただけではない。自分の家がどこにあるのかも忘れていた。老人はその冒菜店の玄関付近でうろうろし、戸惑いの表情を浮かべた。
店主が老人の様子に気づき、彼にどこに向かうのか、家はどこにあるのかを尋ねた。店主は最終的に警察に連絡を取り、老人を家に連れ帰ってもらうことにした。
別の串鍋店では、2人の若い女性がお喋りしながら串鍋をつついていた。老人は2人のそばをうろつき始めた。老人が食事をしていないことを知った2人は、老人に一緒に食べませんかと誘った。だが、老人の胃に鍋は重たいのではと思った一人が、店を飛び出して老人のためにパンとビスケットを買って来て、老人をそばに座らせて一緒に食事をした。
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