最後のシーンは四川大学の門の前だった。老人は道に迷い、非常にお腹が空いていた。ある女性の目の前まで行き、「とてもお腹が空いている。パンが食べたい」と告げた。女性は食べ物を少し持っていたので、その一部を老人に分け与え、慌ただしくその場を去った。歩きながらも老人のことが気になり、たびたび振り返って様子を見た。5分後、立ち去ったその女性は再び元の場所に戻ってきた。彼女は老人に、「もしよければ、食事をごちそうさせてください」と言った。
成都に住む人々は、地方の言葉を話す軽度の認知症の老人に対して、大きな理解と寛容さを示した。この様子を見た多くの人が、「ここでは、このような善意が身近に満ち溢れているのだ」と感動した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年9月28日
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