国家統計局が27日に発表したデータによると、2018年1~5月には、全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の利益が前年同期比16.5%増加し、増加率は1~4月を1.5ポイント上回った。このうち5月単月では同21.1%増加し、増加率は4月を0.8ポイント下回った。「北京晨報」が伝えた。
同局工業統計司の何平司長は、「供給側構造改革の成果が引き続き顕在化し、工業企業のコストが低下し始めたと同時に、レバレッジ率も引き続き低下した」と説明した。
データをみると、1~5月には一定規模以上の工業企業の主業務の収入100元(1元は約16.7円)あたりのコストは同0.35元低下した。5月末現在、一定規模以上の工業企業の負債比率は56.6%で、同0.6ポイント低下した。このうち国有企業の負債比率は59.5%で、同1.5ポイント低下し、国有企業のデレバレッジがさらに目立った効果を上げたことがわかる。
何司長は、「工業企業の利益は全体として改善を続けた。1~5月には一定規模以上の工業企業の主業務の収入の利益率は6.36%で、同0.35%上昇した。利益の伸びがどこからきたかといえば主に鉄鋼、建築材料、化学工業といった原材料を加工利用する産業だ。そして価格の上昇とコストの低下は、5月の利益が急増傾向を保つのを後押しした」と分析した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年6月28日
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