(2)養陰
「陰虚」(体内の陰分(血や唾液、胃液、涙、汗などの水分)不足の状態)の人や胃・十二指腸潰瘍患者は春に症状が起きやすく、飲食面ではハチミツ療法がよい。ハチミツを蒸して熱して食前の空腹時に服用し、1日100ミリリットルを3回に分けて服用する。または牛乳250ミリリットルを温めた後でハチミツ50グラム、シラン6グラムを入れ、よく混ぜて飲用する。これらはいずれも養陰と胃腸にやさしい効果がある。陰虚内熱(陰分が少なく、熱を冷ませずに熱が溜まる)体質の人は米の粥や小豆粥、ハスの実の粥、青菜のペーストなどがよい。甘いものや油の多いもの、揚げ物や生もの、冷たいものなどは食用してはならない。