2014年8月19日  
 

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調査結果 「職場のうつ」50人に1人 (2)

【中日対訳】

人民網日本語版 2014年08月19日15:24

■うつ病患者の8割、「うつ病であることを周囲に隠す」

調査データによると、「仕事を失うことを恐れ、うつ病にかかっていることを上司に告げない」と答えた人は、回答者の8割を上回った。北京安定病院の王剛副院長は、「外来患者のうち、かなり深刻なうつ病患者が見つかった場合、本人にしばらく休職するよう勧める。だが、実際に休職届を出す人はほとんどいない。欧州では、失業することを恐れて自分の病気を隠す人は30%だけだ。また、うつ病患者のうち50%は、病気は個人的なことなので、他人に知らせる必要はないと思っている。うつ病に罹患した人が、より多くの保護を受けることができるよう、立法面での施策を進めることを、関連部門に提案したい」と述べた。

現在、多くのうつ病患者が、より多くの人から理解が得られるよう求めており、自分の病気について公言したいと思っている。ネット上で鬱病日記を公開した女性キャスターも、「私の周りには、同じ病気の仲間が数多くいる。皆、本当に苦しんでいる。私よりはるかに深刻な病状の人も多い。だが、共通する最大の問題は、周囲に理解されないことだ」と書いている。うつ病を患っている陳巍氏が、うつ病患者のための公益団体「郁今香心理健康センター」を設立した。「私も昔はうつ病だったが、いまでは気分爽快」と話す陳氏は、上海市閘北区の「高考状元(全国統一大学入試の成績最優秀者)」だった。2013年にうつ病を患った後、それまでの「良き息子」「良き部下」「良き友人」といった役割を全て投げ捨て、「一家の恥」「職場の奇人」「ときどき行方不明になる友人」に変貌した。2003年から2010年までの数年間で、10社以上の外資企業を渡り歩いた。仕事上のプレッシャーに耐えられなくなり、一度は自分の部下と職位を交換したこともあった。その後、陳氏は公益団体を設立する道を選んだ。「社会全体でうつ病の予防や治療を推し進めることが可能になり、誰もが尊厳を持って生活できる社会になることを切に望んでいる」と彼は語った。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年8月19日


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