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中国の病院、3D印刷で人工軸椎・椎体置換術に成功

人民網日本語版 2014年08月20日14:48

北京大学第三病院は19日、中国が世界で初めて3D印刷を利用した人工軸椎・椎体置換術に成功したと発表した。患者は回復し、すでに退院している。これは腫瘍切除後の脊椎構造の再構築の新手段となった。光明日報が伝えた。

同病院の整骨科主任の劉忠軍氏は、「患者は12歳で、ユーイング肉腫を患っていた。腫瘍は軸椎(第二頚椎)に位置しており、いつ治療不能な脊髄の損傷が生じ、呼吸停止に到ってもおかしくない状況だった。ユーイング肉腫は稀に見る脊柱に生じる悪性腫瘍だ。現在の主な治療手段は手術と化学治療の結合で、そのうち手術による切除が重要になっている。腫瘍の切除後、侵食された軸椎をすべて取り除く必要がある。しかしそうすれば、患者の首と頭の間の頚椎が1つ失われる。ゆえに伝統的な治療方法では、患者の飲み込みが困難になる可能性があり、寝ている時も頭を床に付けられなかった」と説明した。

劉氏が率いるチームはチタン合金粉末を使った3D印刷技術で、軸椎の複雑な形状をコピーした隙間のある金属構造を作成した。骨細胞を金属の隙間に向かい成長させることで、融合の効果を生むことができる。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年8月20日

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