中国工商銀行ルクセンブルク支店が伝えたところによると、中国人民銀行(中央銀行)は16日、工商銀にルクセンブルグにおける人民元業務の決済行の権限を授与したことを明らかにした。これにより、工商銀は欧州地域初の人民元決済行となり、シンガポールで人民元決済行になったのに続いて、再び海外における決済行の資格を得たことになる。
ルクセンブルクでの人民元業務の決済は、工商銀ルクセンブルク支店が担当する。今月は中国銀行パリ支店もフランス・パリにおける人民元業務の決済行となっており、欧州大陸で2例目の人民元業務決済行の権限授与となった。また今年6月には中国建設銀行が英国・ロンドンで、中国銀行がドイツ・フランクフルトで、それぞれ人民元業務決済行の権限を授与されている。こうして現在、欧州市場ではロンドン、フランクフルト、パリ、ルクセンブルクの4都市に中国人民銀行から権限を授与された人民元決済行が存在することになった。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年9月17日