当初、主演は英国俳優・ヘンリー・カヴィルと米俳優・ベンジャミン・ウォーカーが務めることになっていた。しかし、ズウィック監督が旗を振ることができなくなり、2人の出演も白紙に。海外メディアの報道によると、デイモンは張監督を尊敬しており、作品出演に強い意欲を見せている。一方、張監督が「中国文化」をテーマにした作品を得意としていることは言わずと知れた事実で、過去にも「紅いコーリャン(原題:紅高梁)」(1987年)、「紅夢(原題:大紅燈籠高高掛)」 (91年)、「秋菊の物語(秋菊打官司)」(92年)、「活きる(原題:活着)」(94年)、「金陵十三釵( The The Flowers Of War)」(2011年)などの作品が、世界的にも高い評価を受けた。また、「金陵十三釵」の製作で、張監督は欧米の役者とタッグを組む経験を積んだ。
同映画の製作は、米レジェンダリー・ピクチャーズが中国映画界に進出するため立ち上げたレジェンダリー・イースト(東方伝奇)が手掛ける。同社は、このほど開催されたロンドン映画祭で、脚本が既に仕上がり、2015年にクランクインすることを明らかにした。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年9月24日