2014年10月10日  
 

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人民網日本語版

雲南地震、海外メディアも注目 政府の救助活動を評価

 2014年10月10日10:57

雲南省普ジ市(プーアル市)景谷県で7日、M6.6の地震が発生した。これには、中国の人々が心を寄せているだけでなく、海外メディアも注目している。海外メディアは今回の地震について、家屋の倒壊や頻繁な余震のほか、中国が一刻も早く救助活動を展開していることも報じた。今回の地震では8日までに、1人の死亡と324人の負傷が確認された。フランスのニュースチャンネル「ユーロニュース」は、統計作業が軌道に乗れば、死傷者の数はまだ増える可能性があると伝えている。地震発生後、習近平国家主席と李克強国務院総理はそれぞれ、民衆を全力で救助し、死傷者を何としても減らすよう指示した。

仏AFP通信の報道によると、北京時間7日午後9時49分、中国の雲南地方で強い地震が発生した。地震の規模は、中国国家地震台網の測定でM6.6、米地質調査所USGSの測定でM6.0だった。震源地は、茶葉の生産で有名な雲南省普ジ市。SNSに貼られた写真からは、家屋の多くが損壊し、壁に亀裂が入り、屋根瓦が落ちた様子がわかる。一部地方では通信網が滞っている。「中国は一分一秒を争って救助活動を展開している」。AFP通信は8日、中国の指導者が救助活動の展開に発破をかけていることを報じた。ドイツの経済紙「ハンデルスブラット」は、「建物全体が地震で激しく揺れ、大きな亀裂音が耳元で響いた」という現地住民の話を伝えた。

今回の地震に海外メディアがこれほど関心を寄せた原因の一つは、中国南西部で強い地震が何度も起こっていることにある。AFP通信によると、雲南や四川の山間部を含む中国南西地区では地震が頻発している。雲南では今年8月初めに600人が死亡する地震が起きた。人口大省として知られる四川省では2008年5月の四川大地震で8.7万人の死者・行方不明者が出た。シンガポール紙「ストレーツタイムズ」は頻繁な地震活動について、印度洋とユーラシア大陸のプレートの衝突が原因だと分析している。ドイツのニュース番組は8日、地球のプレートの運動の観測は衛星を通じて可能となっているが、地球内部の深層構造に対する人類の理解はまだ浅く、地震予知に成功した国はまだないと紹介した。

独紙「ターゲスツァイトゥング」は評論で、世界では近年、暴風雨や地震などの異常災害が増えつつあると指摘した。自然災の破壊力は爆弾を上回ることもあり、中国はその影響が最も深刻な国の一つとなっている。「ユーロニュース」は8日、今回被災地となった雲南普ジ市景谷県は人口が少なく、山間部に位置しているため、地震の大きさにもかかわらず死傷者が少なくなったと報じた。ただ統計作業が軌道に乗れば、死傷者の数は増える可能性もある。

「チャイナネット」2014年10月10日

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