中国ではここ数年、平均初婚年齢がどんどん上がっている。上海市民政局が発表した「上海2013年度婚姻登録統計状況」によると、ますます多くの上海市民が晩婚化傾向にあり、上海戸籍を持つ住民の平均初婚年齢は、男性30.17歳、女性28.19歳と、2012年に比べ上昇している。
国家衛生・計画出産委員会が11月18日に公開した「中国流動人口報告(2014)」によると、2013年末の時点で、全国の流動人口総数は2億4500万人に達し、総人口の6分の1を上回るまでとなった。2012年、流動人口のうち女性の平均初婚年齢は23.7歳と、2000年に比べ1.3歳高くなった。
百合網恋愛・結婚問題主席専門家の周小鵬氏は、「多くの独身男女は、自分に訪れた恋愛・結婚のチャンスを大切にしなければならない。また、両親や社会は、寛容かつリラックスした気持ちで、『売れ残り』男女問題に向き合う必要がある。彼らに大きなプレッシャーを与えることは禁物だ。きっと、最終的には、彼らは理想の伴侶を手に入れることだろう」と指摘した。
北京大学社会学部の邱沢奇教授は、「両親が子供に『早く結婚するよう』迫るさまざまな振る舞いは、社会全体の結婚・恋愛観の変化を反映しており、注目に値する」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年12月5日