2014年12月9日  
 

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李克強総理が義烏で贈られたでんでん太鼓、国家博物館の正式な収蔵品に (2)

人民網日本語版 2014年12月09日16:29

 今日では義烏の露店経営における先駆者、勇気ある人として讃えられる何さんは、当時同級生と出くわすと自分が隠れていた情景をまだ覚えている。「個人経営者は人より劣ると見られていたからです」。

 30年余りの改革開放を経た今日、この気まずい情景はすでに過去の歴史となった。何さんはスターの写真を売る小さな露天主から、服飾企業の会長へと出世した。義烏の市場も中国最大の日用品・生活雑貨卸売市場に発展した。

 でんでん太鼓はこの歴史の目撃者だ。何さんが李総理が視察に来ると知って、最初に思いついたのが長年大切にしまってきたでんでん太鼓を贈ることだった。このでんでん太鼓には半世紀余りの歴史がある。

 国家博物館党委員会書記の黄振春氏は人民網の取材に「国家博物館は歴史と芸術を共に重んじる国レベルの総合博物館だ。とりわけ社会と共に発展する近現代史博物館として、収蔵品も歴史の発展に伴い前に向かって発展し続ける」と指摘。

 「今回収蔵したでんでん太鼓は、義烏の人々が改革開放初期に様々な困難を克服して起業したことの目撃者であり、国家博物館の改革開放の歴史に関する収蔵品、研究、展示をさらに豊かなものとする」と評価した。

 黄氏によると、でんでん太鼓は適切な時期に、常設展示「復興の道」で展示される。

 黄氏はでんでん太鼓の収蔵自体が、経済モデル転換の推進、産業発展の促進にとって重大な意義を持つと指摘した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2014年12月9日


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