2014年12月10日  
 

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日本の2014年流行語大賞 社会のマイナス心理が反映 (2)

人民網日本語版 2014年12月10日16:21

「ありのままで」は、今年大ヒットしたディズニー映画「アナと雪の女王」の日本語版主題歌だ。この言葉が流行語となったことからも、日本人が仮面をつけたままの生活に辟易していることが分かる。ありのままを受け入れ、殻を破って自由に生き、すばらしい愛情と幸せな生活を手に入れたヒロインの生き方に、多くの人が共感した。日本社会に「ありのまま」の人情や生活が極めて不足していることの現われだろう。

「危険ドラッグ」は2014年、多くの重大事故のきっかけとなり、在日中国人女性を含む多くの人が犠牲となった。しかし、新しい成分の薬物が次々と出回る「危険ドラッグ」に対し、日本政府は十分な対策ができておらず、人々の懸念は尽きない。

「マタハラ」は、人口減少をもたらす重要な原因の1つだ。妊娠・育児の重任を負う女性が、いたるところでハラスメントを受けている。若い女性はこのような状況を頻繁に目にしているため、子供を生みたくない気持ちがますます強まってしまう。日本はこれからも「少子高齢化」の泥沼の中でもがくことになるのだろう。

壁を背にした女性に対し、向かい合って立つ男性が壁にドンと手をつき顔を接近させるポーズは、「壁ドン」と呼ばれる。少女漫画から火がつき、学生の間で流行したこの言葉について、日本メディアは「男らしい男性が今、必要とされている」と分析している。日本のあるネットユーザーは、「男が化粧をし、女が奔放に生きる時代。日本は母系社会に戻るのか」とコメントしている。

今年の流行語トップテンを見れば分かるように、過去と比べて「マイナスエネルギー」に満ちた言葉が大多数を占めている。頻繁に発生する社会問題の中、解決への糸口が見えない。日本人は今、流行語を通じてしか自分の焦りや不安を表せないのかもしれない。このようなマイナスの心理は、日本の将来にとっても良い兆候とは言えない。(編集SN)

「人民網日本語版」2014年12月10日


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