第9回中国国際文化創意産業博覧会(略称は文博会)が11日、中国国際会展センター(旧館)で開幕した。旧館の6号館で、市教育工作委員会、共青団委員会が共催する、北京の大学生の創意工夫展が実施された。北京建築大学、北京工業大学、華北電力大学などの学生が、それぞれの創意あふれる製品を展示した。これらの製品は、「技術が暮らしを変える」という理念を強調した。新京報が伝えた。
北京物資学院は、学生が設計した環境にやさしい団地を展示した。学生らは団地内の過度な照明灯による資源の浪費と光害に的を絞り、圧力・光・音声により照明のスイッチを自動的に切り替えられるグリーンな団地を設計した。設計者の劉さんによると、団地全体に弱い照明が設置され、歩行者が団地内の道路に入ると、道路上の装置が自動的に歩行者を感知し街灯が点灯する。団地全体の照明が自然光に反応し、自動的にスイッチを切り替える。
華北電力大学の陳冬さんは、チームが設計した多機能ソーラーパワー傘を展示し、来場者を引きつけた。傘の持ち手には太陽電池があり、電気を使うことで夜間の照明になり、携帯電話の充電ができる。傘の内側の上には扇風機が取り付けられており、夏に涼をとることができる。陳さんによると、チームはこの傘の改良に取り組んでおり、扇風機に空気清浄装置を取り付けることで、煙霧対策傘にしようとしている。このアイデアを耳にした来場者は興味津々になり、商業的価値を引き出すため協力したいと学生に問い合わせる人もいた。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月12日