市場調査会社のグローバル大手「イプソス」の最新調査によると、中国から海外を訪れる観光客の数は、上昇の一途を辿っている上、消費予想額も驚くべき数字となっている。中国人海外観光客は、今後4年、年間1億7400人に達する見通し。カナダの華字紙・星島日報の報道を引用して中国新聞網が伝えた。
ホテル予約サイト「Hotels.com」が発表した調査結果によると、中国大陸部から海外を訪れる観光客は、2014年も世界を席巻する勢いを呈し、前年比2割増の1億700万人に達した。また、海外を訪れる中国人観光客は、より年齢層が若くなり、各自がよりユニークな考え方を持ち、より多くのハイテク技術を駆使し、もちろんより金銭的に豊かになる傾向がある。
今回調査の対象となったのは、中国人海外観光客約3千人と世界各地のホテル営業者1500人。同サイトは、中国人海外観光客の増加傾向およびそれが世界旅行業に及ぼす影響について、毎年定期的にモニタリングを実施している。今年の調査によって、驚くべきデータが出てきた。海外に出る中国人観光客は、今後4年間、年間1億7400万人に達し、年間消費額は約3420億カナダドル(32兆5千億円)に上る見通し。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年7月24日