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人民網日本語版>>経済

東芝不正会計 日本のコーポレート・ガバナンス欠如を露呈 (3)

人民網日本語版 2015年07月28日08:34

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、東芝の長期会社格付けを格下げ方向で検討する「クレジット・ウオッチ」に指定したと発表した。また同国の有力なローゼン法律事務所は、東芝の不正会計が原因で株価が大幅に下落し、株主が多大な損失を被ったとして、米・カリフォルニア州連邦地方裁判所に損害賠償訴訟を起こしている。

コーポレート・ガバナンスは現代企業制度の中で最も大切な制度とされてきたが、東芝の最高幹部はこの枠組みにおいて何をすべきだったのか。東芝内部に長年存在した不正会計の露呈は、企業経営に根本的命題を突きつけている。

「日本経済新聞」は、新たな「企業統治指針」は経済成長戦略の重要な一環であり、欧米企業と同様、業務執行と監督を分離するコーポレート・ガバナンスを構築することで、海外の投資家が日本企業の業務を分かりやすくするものであるが、東芝不正会計スキャンダルで、社外監査委員会の職能が形式に過ぎないというイメージを与えることだけは避けなければならないと指摘した。(編集IM)

「人民網日本語版」2015年7月28日


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コメント

最新コメント

嵯峨 新一郎   2015-07-28114.158.77.*
今回の東芝の粉飾決算事件を梃にして、上場企業の監視という大義名分のもと、日本官僚界の社外取締役就任という形で、大企業への官僚天下りが激増することになると思われ、政府は、天下りのための法整備を進めているようだが、結局は、天下り無能役員が、日本企業の競争力を、さらに弱体化することになるだろう。このような、官僚が政治、経済を支配している日本社会は、中国にとっては、最高の反面教師になるだろうと思っている。

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