中国、夏休みになると美容整形に奔走する大学生　その理由は？ (2)

「理性」が鍵 内面的な美の追求を

国家二級心理カウンセラーである、「太原心旅教育コンサルティング有限公司」の創始者・斉彩峰氏は、「現在、美容整形が一般化しているのは、実際の位置づけ以上に、外見の美が重視されているから。社会全体が上調子になっている。人工的な美しさにも、鑑賞の価値があるが、その種の美を追求するにも限度があり、限度を過ぎると、健康的、心理的問題など、他の問題が発生する」と警笛を鳴らす。

また、「仕事や恋人を探すため、または結婚生活における理由など、どんな理由で美容整形をするにしても、自分に対する自信のなさの表れ。結局は心理的な問題」と、強調した。

そして、「美女やイケメンになるために、多くの精力を費やすより、自分の内面を磨いたり、複雑な問題に対処する能力を身につけたりすることに時間を費やすほうがいい。内面的な美しさは、個人の成長においても、実質的な意義を持つ。特に、近年、美容整形に走っている大学生にとって、外見の美しさばかりに注目するより、正しい美的センスや価値観を身につけたり、はっきりとした自分の位置づけを行ったりして、内面的な美しさを磨くことのほうが大切」とアドバイスしている。（編集KN）

「人民網日本語版」2015年7月29日