このところ、オンライン旅行予約関連の携帯アプリが急成長を遂げている。中国インターネット情報センター(CNNIC)がこのほど発表した「第36回中国インターネット発展状況統計報告」によると、2015年6月の時点で、インターネットを通じて航空券、ホテル、鉄道チケット、観光・レジャー商品を予約したことのあるネットユーザーは2億2900万人に達し、2014年末と比べて半年で730万人増(3.3%増)となった。うち、インターネットを通じて鉄道チケットを予約したことのあるネットユーザーは26.8%、航空券は13.3%、ホテルは13.8%、観光・レジャー商品は6.2%。北京日報が伝えた。
注目すべきは、ホテルをネット予約する人が急増している点で、半年で772万人増(9.1%増)となり、オンライン旅行予約市場の成長に最も大きく貢献した。
また、携帯電話から航空券、ホテル、鉄道チケット、観光・レジャー商品を予約したことがある人は1億6800万人に達し、2014年12月末と比べて3350万人増となった。半年間の増加率は25%と、オンライン旅行予約市場全体の成長率の7.6倍となった。携帯電話から旅行のオンライン予約をしたことがあるネットユーザーが全体に占める割合は24.1%から28.3%に上昇した。
報告書は、「ここ2年間の業界発展を見ると、オンライン旅行予約業界は全産業チェーンの拡大発展という状況を呈している。オンライン旅行予約企業は、頻繁な投資とM&Aによって戦略型産業チェーンの拡張を加速し、ブランド価値の増殖を実現した。例えば携程網は、2014年から現在までに、途風網、途牛旅遊網、同程網、世紀明徳、芸竜、易到用車などの企業に投資し、一連の投資・M&Aによって北米・カナダなどの海外旅行、景勝地のチケット、留学、ホテル、レンタカー市場を強化した」と指摘している。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年7月29日