現地時間29日、国連はニューヨークの本部で「世界人口の発展展望報告書」を発表し、インドの人口は今後7年の間に中国を抜き、世界一になるとしている。中国国際放送局日本語版が伝えた。
報告書は、インドの人口は2030年に15億人に達する見込みで、その後、数十年間増加し続けるとしている。これに対し、中国の人口は2030年以降、小幅ながら減少する。
また、報告書は今世紀半ばからインド、ナイジェリア、エチオピアなど9カ国の人口増加数が、世界人口の増加数の半分を占め、2050年までに世界の人口は現在の73億人から97億人に増えるとしている。これについて国連の経済と社会事務を担当するウィルモス氏は、新しく増える人口は発展途上地域に集中していることから、貧困と不平等の撲滅がより難しくなる。これは持続可能な開発の実現を目指す上で重点的に注目すべきことだとしている。(編集SC)
「人民網日本語版」2015年7月30日