中国人民銀行(中央銀行)は4日に公式サイトで、公開市場業務の公告を発表した。それによると、人民銀は4日、7日物リバースレポで公開市場に500億元(約1兆19億円)を供給したという。人民網が伝えた。
人民銀の直近の操作は7月30日に行われ、同じく7日物リバースレポで400億元(約8015億円)を供給した。また人民銀と財政部(財務省)は同じ日に、期間3カ月間の国庫金管理の定期預金の入札を実施。規模は500億元で、市場の流動性がさらに増加した。
人民銀サイトの公告で明らかにされた統計によると、年初以来、人民銀は公開市場で34回にわたる操作を行い、これらはすべてリバースレポだった。7月の回数が最も多く9回に上り、供給額は3700億元(約7兆4138億円)で、550億元(約1兆1020億円)の純供給となり、前月を明らかに上回った。
アナリストがメディアに述べたところによると、「6月に人民銀がダブル引き下げ(金利と預金準備率の引き下げ)を行ったため、7月にはリバースレポがより多く行われるようになり、市場の流動性が適度な緩やかさを維持した」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年8月5日