とはいえ、東北3省の経済は、緩慢から安定の方向に向かう傾向もうかがえる。統計データによると、黒竜江・遼寧・吉林3省の上半期GDP成長率は軒並み、第1四半期より回復傾向にあり、黒竜江は0.3ポイント、遼寧は0.7ポイント、吉林は0.3ポイント、それぞれ上昇した。
国家発展改革委員会はこのほど、東北経済に特化したコメントを公式サイト上で発表した。これによると、東北地域の旧工業基地振興を加速するにあたり、短期的には、民生問題や就業問題の拡大を食い止めると同時に、深刻化している生産能力過剰を抑制する前提で、投資や安定成長を促し、重大インフラと重要民生など欠落している分野に対する投資を拡大しなければならない。また、中・長期的に見ると、戦略の定力を強め、志を貫徹するためにどんな時も気を緩めず、改革革新体制を深化し、革新のための原動力を発揮して産業革新を進める必要がある。
〇全国GDP総額、2兆7千億元超
GDP総額で見ると、広東の上半期GDP総額は3兆4526億6400万元(約66兆円)で全国トップ。第2位は江蘇で3兆3926億9千万元(約65兆円)。これら2省が「3兆元」の大台を突破した。第3位は山東で、3兆元に迫る2兆9731億6800万元(約57兆円)だった。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年8月21日