北京世界陸上、選手に快適な北京滞在を準備 (2)

ホテルは長身の選手用にフットスツールを準備

陸上選手は背が高いことを考慮し、選手が泊まるホテルは、フットスツールを準備。ベッドの長さを2.3メートルにまで伸ばせるようにしてある。

ソフトサービスにおいて、スタッフは、メダルを獲得した選手や誕生日を迎えた選手に、お祝いができるようにしている。例えば、22日に行われた男子マラソンでは、エリトリアの19歳の新星、 ギルメイ・ゲブレスラシエ選手が優勝し、同国に史上初の金メダルをもたらした。試合後、北京コンチネンタルグランドホテルのスタッフは、ギルメイ選手にパンダのぬいぐるみと鳥の巣（北京国家体育場）の写真集をプレゼント。ホテル内の電光掲示板にもギルメイ選手の画像を映し出した。このような祝福に、ギルメイ選手は大喜び。ホールから自分の部屋に戻ろうとせず、スタッフやパンダのぬいぐるみを抱きしめて、記念写真を次々に撮影していた。

一番人気の観光地は万里の長城

試合や練習がない時、選手は何をしているのだろう？

走り幅跳びと三段跳びのウィル・クレイ選手(米国)はこのほど、試合や練習の合間を縫って、お土産などが買える人気マーケット「秀水街」を訪れ、「お土産に靴下とかCDを買った」という。

今回、大会組織委員会は、中国青年旅行社と共同で、選手が北京の人気の観光地である万里の長城や故宮、頤和園、天壇、秀水街を観光できるよう準備している。選手は、泊まっているホテルで、自費で申し込むことができる。選手が観光を計画しやすいようにと、どのコースも半日で行くことができるようになっている。

あるガイドによると、一番人気は「万里の長城」だという。