▽韓国各界は明るい見通しを展望 中韓のさらなる協力に期待
韓国の現代経済研究院の韓載振研究委員は取材に答える中で、「今回の動きは両国間の経済関係を一層深め、韓国経済の振興にとって意義深い影響をもたらすものとなる。これに加え、韓国は今年アジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加しており、同行は中国が『1ベルト、1ロード』(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)構想を進める上での重要な措置であるため、今回の訪中は韓国企業のアジア市場進出のよい契機になる」と述べた。
大韓貿易投資振興公社(KOTRA)中国事業団の張炳松団長は、「中国は韓国にとって最大の貿易相手国であり、両国間の経済交流は絶えず拡大し発展を続けている。朴槿恵大統領が今回の訪中で大規模な経済使節団を率いたことは、両国の経済交流の発展に対する促進剤の役割を果たすことになり、両国の投資や産業などの面における経済協力のさらなる拡大につながる」と話す。
韓国紙「アジア経済」は、「朴槿恵大統領の今回の訪中は中韓関係の新たな起点になるとみられる。また大規模な経済使節団の訪問は、低迷して不振にあえぐ韓国経済が中国で新たな道を探らざるを得ないことを示してもいる」と報じた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年9月3日