全ゲノムDNAの増幅技術であるMALBAC法による、世界初の単一遺伝子病の診断を行った試験管ベビーが、このほど北京大学第三病院で誕生した。これは中国の着床前診断技術が、世界先進水準に達したことを意味する。人民日報海外版が伝えた。
この赤ちゃんの父親は、常染色体上の単一遺伝子病の患者だ。この疾患は遺伝子配列で単一の塩基が失われることによって生じ、子供は男女を問わず2分の1の確率で引き継ぐことになる。夫妻は2013年5月に診断を受け、基礎研究の臨床応用への転化の最新の成果によって、健康的な赤ちゃんを迎えることができた。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月10日