カンボジアのプラック・ソコン外相は、王部長との会談において「南中国海の平和と安定を守ることは、ASEANと中国にとって非常に重要だ。カンボジアは南中国海問題で各方面が『南中国海における関係国の行動宣言』を全面的かつ着実に実施することを望む」としたほか、直接的な当事国が2国間対話を通じて平和的に領土・海洋権益問題を解決することを呼びかけた。
王部長はラオスのトンルン・シースリット外相との会談後に発表した共通認識の中で、「主権国家が国際法により紛争を解決する方式を自主的に選ぶ権利は尊重されるべきだ。各方面は直接当事国が『南中国海における関係国の行動宣言』第4条の規定に基づき、友好的な話し合いと交渉で、平和的に領土・海洋問題を解決し、南中国海の平和と安定を守ることを支持すべきだ」と指摘した。
4月18日に開催された中国・ロシア・インド3カ国外相会合で、3カ国の外相は南中国海問題に関する声明を共同で発表し、「南中国海のすべての争いは、当事国の交渉と協議で解決すべきだ」との見方を示した。中ロ外相会談後、ロシア側は「南中国海問題の国際化に反対し、当事国が直接交渉と協議によって争いを解決することを支持する。中ロ両国は、域外勢力が南中国海問題に介入し、一部の国が『国連海洋法条約』メカニズムを乱用する現在の状況に対し、警戒を維持する」と表明した。(編集SN)
「人民網日本語版」2016年4月25日